FP8/FP4(低精度の数値形式)とは(FP8 / FP4 (8-bit / 4-bit floating point))
ひとことで:数字を8ビットや4ビットという少ない桁で表す形式のこと。精度を少し下げる代わりに、AIの計算を速く・省メモリにできます。
詳しく
FP(浮動小数点)は、コンピューターが小数を表す方法です。FP32は32ビット、FP16は16ビットを使い、FP8やFP4はさらに少ない8ビット・4ビットで表します。桁が少ないぶん細かい値は表せませんが、AIの推論(学習済みモデルで答えを出す処理)では多少の誤差が許されるため、同じ時間でより多くの計算ができ、メモリも節約できます。NVIDIAはHopper世代(H100など)のTensorコアでFP8に対応し、Blackwell世代の第2世代Transformer Engine(AI向けの計算機能)でFP4に対応しました。中古のAI用GPUを比べるときは、「その世代がどの精度に対応しているか」で使い道が変わります。古い世代はFP8やFP4の高速計算ができないため、同じTFLOPSの数字でも比べられない点に注意してください。
具体例
H100 SXM:FP8 Tensorコアで3,958 TFLOPS(スパース性あり、NVIDIA公表値)。Blackwell:第2世代Transformer EngineでFP4推論に対応(NVIDIA発表)。DGX B200(GPU8基):FP4 144 PFLOPS(スパース)/72 PFLOPS(デンス)。
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